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2018/10/11 17:05
SATANTA 〔サタンタ〕ネイティブアメリカン
Designer Kenta Sasa
1997年、シルバーブランド『THIRTEEN DESIGNS』との出会いをきっかけに、シルバーアクセサリーという魅力に惹き付けられ2002年フラッグショップの立ち上げ時より参加。
レザー製品の製作に携わると共にクラフトワークの奥深さを知る。クラフトマンとして脈々と受け継がれてきた知識や技術の継承を受け、在籍中には国内外問わず数々のアーティストの衣装の製作を任される。
10年という一つの節目を迎えると同時に2012年、技術と活動の幅を広げるべく独立。独立後には10代の頃から憧れを抱いていたネイティブアメリカンの文化や装飾品などを本格的に学ぶため、東麻布にアトリエを構える『REDMAN-Ishibashi』の元に弟子入り。ファッションアイコンである有名人を顧客に持ち、日本人で数少ないインディアンネームを持つ師にネイティブアメリカンの文化やビーズワークといった技術を学び、最終的にはインディアンの戦士の証とも言われる『ウォーボンネット』の製作に取り掛かり、半年もの歳月を掛け完成させる。
完成後の2013年、師よりインディアンネームを授かる。同時期に師の意志を継承するべく『SATANTA』を立ち上げスタートさせる。
現代社会において価格破壊を巻き起こす現象が起きている昨今、国内外問わず安価に大量生産を可能にしている物作りなどには一切目を向ける事なく、価値を見つめ直した物作りへのこだわりこそが『SATANTA』のコンセプト。
価値のこだわりを持つ事によって生み出される自社生産の商品一つ一つに我々の魂を注ぎ込み、大量生産というスタンスでは決して表現や真似の出来ない物作り。手作業による少量生産が可能にした完成形を見据えての革のカーブ裁断から裁縫、そして最大の特徴であるビーズワークに関しては海外ビーズのような機械的な物ではなく手作業で一粒一粒丁寧に編み上げていく事により機械織りでは決して表現できない『繊細な美しさ』を表現している。
インディアンの伝統的なデザインを守りつつ、古典的な物を現代の物に融合させた『Re-Style』をテーマとして両方を精通してきた我々が提案するのが『SATANTA』のスタイルです。そこに本当の『価値』を見出し、『価値』ある物作りを日本国内に止まらず世界に発信していく。
